入社式当日、相変わらず同期の誰とも仲良くなっていないので相談できる相手もおらず4泊5日の研修旅行準備をしました。
入社式会場に近づくにつれ、みんな誰かとわいわいしながら来てて鬱。
同期の名前一人も覚えていないので「おはようございます^^」
以外別に話すこともなく自分の名前の席に座りました。
人事「誰一人欠けることなく今日の入社式を行えてとてもうれしいです。」
この人事部の人は優しいお母さん的な方です。前回の先輩交流会の時から私は知っていて、私たちのことを優しく見守り優しく注意してくださります。
人事「では、スタートということで挨拶しておきましょうかね。最初の印象はとても大切ですよ。皆さんおはようございます!!!」
「「「「はざいます」」」」
各々ボソボソと挨拶をし、ひどい奴は会釈するのみ。
バン!!!!!!!!!!
「何も聞こえない!!!声が小さい!!やりなおし!!!!!」
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何か爆発したのかと思ったら優しい人事から鬼へと変わった人事が紙の束をたたきつけた音でした。
人事「みなさん??このままでは研修施設に行く前にここで4泊5日することになりますよ??それを踏まえてもういちど挨拶しますね?みなさんおはようございます!!!」
「「「「おはようございます!!!!」」」」
鬼「立て!!!挨拶は立て!!!起立!!」
慌ててみんな立つので机の上のペンが飛び散ったり隣の人の足元の荷物を踏んだりてんやわんやになっている机もありました。
鬼「常に机上は整理しなさい!!!鞄は自分の足元!!!通路に出さない!!!」
マイクを通して怒鳴り続ける鬼。
まだ始まって30分も経ってないのにこれ。もうここで叫んで逃げ出してやろうかと思いましたがクロークに4泊分の荷物を預けているので断念。
地獄のおはようございますコールの後に鬼から紙が配られる。
鬼「30分後に役員の方や店長、先輩方があなた達のためにわざわざ時間をかけて来てくださります。お配りしたのは歌詞です。今から社歌を流しますので30分で覚えて入社式で歌います。ではまず曲を流します。」
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え、なにこれやばくない?って顔をしながら周りをキョロキョロしてもみんな必死に歌詞をにらみつけていて目が合わない。
鬼と目が合い慌てて私も歌詞に集中します。
鬼の手下たちもこのタイミングで放出され、3グループに分けてこのグループの声が小さいだのいつまで歌詞を見ているんだだの叱られ続けました。
合同説明会の人事の方が私たちのグループの見張り役で鬼の役が慣れていないのでとても優しい。
しかし私はこんな会社の案内しやがって・・・と恨み節しかありませんでした。
つづく